2017年9月24日

営業時間の(試験的な)変更のお知らせ

営業時間の(試験的な)変更のお知らせです。10月1日から31日までの一か月間、試験的に営業時間を10:00から22:00までに変更いたします。開店時間を2時間早め、ひとの動きを見てみよう、という試みです。ご近所で午前中のほうが動きやすいという方、中央線の古本屋めぐりで午前中のうちに一店まわっておきたいという方、ぜひご利用ください。もちろん買取にも対応できます。まずは一か月、よろしくお願いいたします。

2017年9月18日

どうもありがとうございました

Independent Bookstore's BOOK FES 2017、無事終了しました。足を運んで下さったみなさま、どうもありがとうございました。一日目はずっと雨が降っていたにも関わらず客足が途切れることがなく、驚きました。二日目はそれまでの心配とは裏腹に炎天と言ってよいほどの好天。主宰のCat's Cradleが閉店するため今回が最後のイベントとなりましたが、全四回のイベントのうちでも最も盛り上がったのでは。

Cat's Cradleのみなさま、いっしょに出店して下さった本屋のみなさま、水中書店スタッフ、本当にありがとうございました。個人的にも一区切りついたようなすっきりした気持ちです。水中書店は今後はイベントでの出店は控え、これまで以上に店に注力しようと考えています。今後ともよろしくお願いします。

2017年9月17日

9月17日、早じまいします

9月17日、少し早めですが、今日は店じまいにします。よろしくお願いします。明日は通常営業です。

2017年9月16日

Independent Bookstore's BOOK FESのお知らせ

明日から早稲田のCat's Cradleにて、Independent Bookstore's BOOK FESがはじまります。台風が近づいてきているなかでの開催。たくさんのひとにイベントに足を運んでいただきたい気持ちと、もうまったく無理をする必要はなくこういうときは家にいるのが一番という気持ちがせめぎ合っています。お越しになる場合はどうか本当にお気をつけて。会場はブック・カフェの店内ですので、着いてしまえば快適に過ごすことができると思います。
三鷹の店のほうは天候のこともあり休むことも考えたのですが、今のところは通常どおり営業しようと思っています。もし途中で早じまいをするときはすぐにこのブログでお知らせします。遠方からお越しの際は直前にブログをチェックしてからにしていただいたほうがよいかも知れません。

2017年9月14日

戯言

週末台風予報。
古本祭典台風直撃。
我心配也。

本日南米文学読了。
大変満足。

最近夜間来客少数。
超暇。
営業時間変更思案。
例十一時開店九時閉店。
意見募集。

馬場先生十一匹猫資料発見報道。
興味津々。

2017年9月13日

購書日記(7)

定休日の火曜日は朝から雨。午前中に店に行き、パソコンに向かってひと仕事。午後と言うより夕方か、外に出ると雨はあがっていた。南口の啓文堂書店でe-honで注文していた本を受け取る。山崎佳代子『秘やかな朝』(書肆山田)、本橋成一『青函連絡船の人びと』(津軽書房)、岸本尚毅『高濱虚子の百句』(ふらんす堂)、『第三回田中裕明賞』(ふらんす堂)の4冊。それぞれ手にしたくて堪らなかった本。店員さんが輸送用のパッケージから本を取り出してくれるのを眺めながらも、うれしい。近くのドトール・コーヒーで買ったばかりの本を撫でまわす。しみじみうれしい。今読んでいる本の話も。フリオ・リャマサーレスの『無声映画のシーン』(河出書房新社)と大浦康介『対面的』(筑摩書房)。リャマサーレスは数日前に読み終えた堀辰雄の作品にも通じるような、捉えどころのない心像の揺らぎを現実のイメージ(映画、写真、絵画、鏡や硝子窓の反映)に喩えて描く仕方がとてもうつくしくて好きだ。『黄色い雨』(河出文庫)にも写真、鏡や硝子窓の反映の比喩が多かったような気がする。

2017年9月8日

お知らせ

東京四季出版から刊行された福田若之句集『自生地』の帯に短い推薦の言葉を寄せさせていただきました。紀伊國屋書店の梅﨑さん、葉ね文庫の池上さんといっしょに。この句集、とても面白いのですが、そのボリュームや構成、数々の仕掛けや賭けられた作者の感情を思うとその「面白さ」を評するのにはかなりの覚悟が必要なはずで、今はその覚悟がないのでもろもろを回避するためにもあえて浅薄な言葉で。とにかく、めちゃくちゃ面白い句集です。俳句だけではなく、現代の小説や批評の読者、映画や音楽や美術やマンガに関心のあるひとにも読んでもらえたら。たとえばポール・オースターが好きなひと、ロラン・バルトが好きなひと、ジョナス・メカスが好きなひと、山本直樹が好きなひと、そういうひと達がこの句集を好きになるという可能性が全然ある。めちゃくちゃある。そういう開かれた書物です。

2017年9月3日

夏季休業のお知らせ、ふたたび

「夏季」と言うかもう秋ですよね。なんだかすみません。何はともあれお休みのお知らせを、しつこく。明日4日(月)から6日(水)までの三日間、水中書店はお休みとなります。ご了承ください。

火曜以外の曜日に休めるのも稀なので、予定をいろいろと考えるのがたのしいです。ひさびさに中央線の火曜定休の古本屋に足を運べるな、とか、青いカバにも行ってみたいけど遠いな、とか、Titleで面白そうな展示をしていると聞いたな、とか、映画もいいな、とか、とにかく明るいうちから吞みたいな、とか。

2017年9月2日

新しい本 その3

ひさびさに入荷している新刊書籍の紹介です。こういう情報の発信にはSNSがないと不便だとつくづく感じ入りながら。それにしても好い本、好さそうな本が揃っています。大きな新刊書店でも手に入らないもの、入りにくいものもあります。ぜひチェックしてみてください。


短歌と俳句、二冊のアンソロジー

『桜前線開架宣言』(左右社)
2,376円(定価)

『天の川銀河発電所』(左右社)
2,376円(定価)

1970年以降生まれの歌人のアンソロジー『桜前線開架宣言』が左右社から出たのは2015年の年末。この刊行をひとつの象徴として、2016年はまるで自分が短歌の面白さに包囲されていってしまうような、力づよい流れを感じさせられた一年になりました。水中書店でも本書は常時在庫あり。根づよい人気の一冊です。以下、収録作品からの引用です。

  偶然に知りたるきみの体温をおもへば夏の樹皮に似てゐき(横山未来子)

  一枚の水つらぬきて跳ね上がるイルカをけふの憧れとせり(同)

  いちにちの読点としてめぐすりをさすとき吾をうつ蝉時雨(光森裕樹)

  あかねさすGoogle Earthに一切の夜なき世界を巡りて飽かず(同)

  しばらくは眼というぬるき水面に葉陰映して君を待ちおり(大森静佳)

  ひらがなは漢字よりやや死に近い気がして雲の底のむらさき(同)

  はちぐわつのきみの触れたりきみはもう存在するとは別の仕方で(吉田隼人)

  びいだまに世界宿してラムネとはつね透きとほるたましひの比喩(同)

そしてこの夏、待望の俳句のアンソロジー『天の川銀河発電所』が同じ左右社から刊行されました。1968年以降生まれの54人の俳人をそれぞれ「おもしろい」「かっこいい」「かわいい」のセクションに分け、対談形式の「読み解き実況」を付す、チャレンジングな入門書にして必携書。以下、収録作品からの引用です。

  学名のひびき他界の秋を帯び(小津夜景)

  水ぬるむ日のあをいろを鳥に巻く(同)

  春泥を来て汝が部屋に倦みにけり(榮猿丸)

  裸なり朝の鏡に入れる君(同)

  サルビアや砂にしたたる午後の影(津川絵理子)

  真清水を飲むやゆつくり言葉になる(同)

  柚子の花君に目があり見開かれ(佐藤文香)

  歩く鳥世界にはよろこびがある(同)


探していた詩集

朝吹亮二『密室論』(七月堂)
2,160円(定価)

白鳥央堂『晴れる空よりもうつくしいもの』(思潮社)
2,376円(定価)

古書として人気の高い朝吹亮二の詩集のなかでも、殊更に探すこと、手に入れることが難しかった『密室論』が待望の新装復刊。ようやく一冊の詩集として手に取ることができるようになりました。金澤一志による装丁の軽やかさは元版にはなかったもの。『まばゆいばかりの』で詩人を知ったというひとにもぜひ読んでいただきたい名詩集です。
2012年に刊行された白鳥央堂の第一詩集『晴れる空よりもうつくしいもの』も入荷しています。わたしが白鳥央堂をはじめて知ったのは森本孝徳が主宰する詩誌『Lyttoral』でのことで、そのときには本書は既に版元品切となっていました。そのときは古本屋を何軒もまわってようやく手にしたのでした。今回は著者の手元にある分から分けていただくことができました。定価での販売です。


夏葉社と編集工房ノアの本

埴原一亟『古本小説集』(夏葉社)
2,376円(定価)

涸沢純平『遅れ時計の詩人――編集工房ノア著者追悼記』(編集工房ノア)
2,160円(予価)

夏葉社の新刊、埴原一亟『古本小説集』を入荷しています。戦前に三度芥川賞の候補になりつつ受賞を逃し、古本屋や保育園の経営の傍ら小説を書きつづけた作家の作品集。撰者は善行堂店主の山本善行。櫻井久による装丁もすてきな一冊です。
編集工房ノアの社主、涸沢純平のはじめての著書『遅れ時計の詩人――編集工房ノア著者追悼記』はまだ入荷していませんが、注文済み。今月8日ぐらいに本が出来上がるそうなので、入荷はその後になるかと思います。この本を目あてに遠方からいらっしゃる場合は予めお電話で入荷を確認していただいてからのほうがよいかも知れません。