2017年11月21日

購書日記(11)

オットー・ネーベル展が観たくて渋谷のBunkamura Museumへ。ワイマールのバウハウスでそのキャリアをスタートさせ、亡命先のベルンで活動をつづけた作家について知りつつ観る(良くも悪しくもキャプション多し)。ちょうどトーマス・マンの亡命時代のエッセイを読んでいたので、理解にイレギュラーな流れが生まれる。ここでマン以外の最近の読書のことも。小川高義訳でヘミングウェイの『老人と海』を読んだ。昔読んだ福田恆存訳と印象がかなり異なりとまどうが、個人的には小川訳が好き。大きな声を出さないサンチャゴ。力を込めておすすめしたい。話を渋谷に戻して、12月に閉店するという古本屋の巽堂書店へ。ここではこれまでにも店頭の200円の棚でかなりよい本を買わせていただいた。値付けが大らかと言うのか、言葉にするのが難しいが、遊んでくれていたのだと思う。最後に足を運べてよかった。均一で三一書房『現代短歌大系』11巻、店内の棚で井上究一郎『幾夜寝覚』などを買った。古本屋が無くなるのはさびしい。

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